KBCラジオ「PAO〜N」書き起こし
2015年12月10日 KBCラジオ「PAO〜N」より
出演:沢田幸二(KBCアナウンサー)、松村邦洋(タレント)、深瀬智聖(LinQ)、田中森士(株式会社クマベイス)
沢田:時刻は3時を回りました。カンパニー漫遊記の時間です。毎週木曜日はこのコーナー。
(「九州バカ一代」のタイトルコール)
沢田:一つの道を徹底的に追求し、ついにその道のことを極めた人のことを、当番組では、リスペクトの意味を込めて「バカ」と言わせていただきます。今週は、地元の星の美しさにひかれ、その美しさを全国発信しようという方が熊本にいます。熊本の美しい星空と美女を組み合わせて紹介する、「星空美女」(http://hoshizorab.com/)というサイトを運営されている方です。智聖ちゃんも熊本に住んでいるから。
深瀬:私地元は、熊本の山都町というところなんです。
沢田:あなたも一応美女ですから。いいんじゃないですか?
深瀬:そう言っていただけて。ありがとうございます。
沢田:ちょっと髪型がね。
松村:ちょっとショートカットのね。
深瀬:どんぐりですけどね(笑)。
沢田:今日は、わざわざ熊本から新幹線でちょちょいと来ていただきました。なんと大学4年間は福岡に住んでらっしゃったという、株式会社クマベイスの田中森士(たなかしんじ)さんにお越しいただきました。
田中:こんにちは。よろしくお願いします。
沢田:まだ30歳なんですね。じゃあ福岡教育大にいらっしゃったのはついこの間じゃないですか。
田中:8、9年前ですかね。
松村:私の後輩でございますよ〜(福岡教育大OB・武田鉄矢さんのモノマネをしながら。以下「鉄矢モノマネ」と表記)。
沢田:それってだいぶ前ですよね。
松村:そういうこと言うんじゃないよお前〜(鉄矢モノマネ)。
田中:ずっとそれでいくんですか(笑)。
沢田:そんなことないですよ(笑)。卒業されてから高校の先生をされてたんですか?
田中:1年間だけ熊本県立水俣高校というところで地理の教員をさせてもらってました。
沢田:地理の先生!? そしてその後、新聞記者を?
田中:昨年まで産経新聞にいました。
沢田:東京ですか?
田中:大阪本社採用だったので、神戸総局、松山支局…
沢田:大阪産経といえば、司馬遼太郎さんじゃないですか。
田中:はい、大先輩ですね。
松村:バーロ〜、なんだよおまえ〜。竜馬が行くよおまえ〜(鉄矢モノマネ)。
田中:そこは司馬遼太郎さんじゃないんですか!?
(一同笑)
沢田:去年結婚して、地元熊本に戻ってこられたと。
田中:ええ、高校のクラスメートと結婚したのを機にUターンしました。
沢田:結婚されて社長に?
田中:地元を盛り上げようと起業しました。
沢田:奥さんの反対はなかったですか?
田中:10回と言わず反対されましたよ。
松村:「せっかく結婚したのに」ってなりますよね(笑)。
田中:徐々に洗脳していきました(笑)。
沢田:「星空がきれいなんだ」とか言って?
田中:実は星空美女だけじゃなくて、クマベイスではいろんなプロジェクトをやっているんです。私は「地域課題解決型プロジェクト」と呼んでいるんですが、その中の一つが星空美女ということです。
松村:地域を愛しているということはいいことですね〜。
田中:ありがとうございます。
沢田:熊本ってそんなに星きれいなんですか?
田中:すごいきれいなんですよ! ただ、私も実は以前はそういったイメージを持ってなくって。
沢田:熊本といえば、阿蘇とか天草とか。夜というよりも昼の観光地のイメージが強いですよね。
田中:夜のアクティビティといえば、一般に熊本市中心市街地くらいしか思いつかないんです。ほかの観光地にも滞在してほしいなと思って立ち上げました。
沢田:その星空と美女を組み合わせた。
田中:星空のきれいさに気づいたのは、3カ月くらい前のことです。高校の同級生でプロカメラマンの石田浩幸とお茶してた時に、阿蘇の星空の写真を見せてもらったんですね。彼はライフワークで7〜8年前から星空の写真を撮っていて。それを見た時、あまりのきれいさにびっくりしたんです。それで、「星空でまちおこしやろうや」ってなった。星空だけでは普通なので、星空と何か組み合わせられないかと、その場で「星空×◯◯」のブレインストーミングをしました。「温泉」「旅行」「スポーツ」など、いろいろん出たんですが、ピンときたのが「美女」だったんです。
松村:目の前に写真がありますけど、奥様ですか?
田中:その子は熊本県内の大学生ですね。
沢田:美女にもこだわりがあるんですか?
田中:基本的に熊本県内に居住している素人の女の子です。
沢田:モデルじゃないんですか!?
深瀬:かわいい〜!
沢田:どうやって探すんですか?
田中:私が熊本でまちづくりの活動とか結構やってるんで、自然と見つかりました。
松村:かわいいからちょっとやってよ〜。
田中:そんなあやしいブローカーみたいな誘い方はしません!(笑)
松村:一枚ど〜お?
田中:そんなあやしい感じでは一切ございません!
沢田:熊本ってすごいんだね、智聖ちゃん。そこらじゅうに美女が。
深瀬:熊本って顔面偏差値高いですよ。
沢田:いやいや、福岡も高いですよ。
深瀬:九州全体的に高いですよね。
松村:井上晴美ちゃんとか。熊本大学でいうと、斎藤慶子ちゃん。宮崎美子ちゃん。
沢田:チータとか。
松村:水前寺清子さんのすっぴんだけは、うちのマネージャーが見分けられなかったそうです。
沢田:話がちょっと(笑)。そういう写真を掲載するサイトを立ち上げたということですね。
田中:はい、いわゆるウェブマガジンのような形で、写真を国内外に発信してます。熊本の魅力に気づいてほしい。熊本に遊びにきてほしい。という思いでやってます。
沢田:星空の写真なので、美女を夜に連れ出すわけですよね。「夜はいやです」という子もいるでしょう。
田中:はい、ですから撮影にはスタッフ女性を同行させています。
松村:「なんの撮影だよ」と思っちゃいますよね。
沢田:この写真はどこで撮影しているんですか?
田中:これが俵山がある西原村。
深瀬:これ実家に帰る通り道です!
田中:実は一切合成してないんですよ、これ。
沢田:ひょっとして合成かな、と思ったんです。昼スタジオで撮影して、周りだけ差し替えたんじゃないかなって。
松村:福山雅治さんCMのバックの錦帯橋みたいな。
(一同笑)
沢田:ちゃんと夜撮ってるんですね。
田中:特殊な撮影法なんです。人手もかかります。
沢田:これ何月ごろですか?
田中:10月末くらいですね。
沢田:これからさらに星がきれいになるんでしょ?
田中:はい、これからがベストシーズンです。ただ、寒さが厳しくはなりますが。
松村:田舎に行けば行くほど星きれいでいいですよね。悩みがなくなります、星見てると。なんだちっちゃいことで。こんなに星いっぱいあるんだからって。
沢田:中野区の星空はどう?
松村:真っ暗闇で何も見えないです。ますます落ち込んでしまいます。時々たぶせの星を見ると、どっかに人類いるなって。999とかヤマト思い出して。こんな小さな悩みなんて、ってなります。
沢田:こちらの写真は?
田中:菊池市旭志というところです。実はここは観光地ではなくって。私と石田でロケハンをすんごいやるんです。
沢田:撮影スポットたくさんありそうですね、熊本。
田中:あるんですけど、星空がきれいに写って、かつ女性もきれいにうつるアングルや条件が意外と難しいんです。
沢田:夜っていうのがいいよね。限定されるんだけど。
松村:グラスがね。きれいですよね。
田中:そこ英語なんですね(笑)。
松村:草がね。
沢田:一般の方も星空の下で撮影してもらえるサービスもあるんですか?
田中:サイトの「撮影依頼」というところから申し込みいただけます。すでに家族写真が数件。さらに結婚式の前撮りの相談も入ってます。
沢田:どうやって探せば?
田中:星空美女で検索していただくと出ます。注意点として、満月前後は明るすぎて適さない。曇りもだめ。ベストな日ってのは月に数日しかないんです。ですから、何日か挙げていただいて、数日前に最終決定という形になります。
沢田:そうまでしてでも撮りたい写真ですね。思い出に残りそう。よく考えましたね。
田中:ありがとうございます。ほかにもいろいろ仕込んでまして…。EQUALZINE(イコールジン、http://kumabase.com/2015/12/02/equalzine/)というプロジェクトなんですが…。Zineという小冊子を作る編集チームをやってます。
沢田:Zineとは?
田中:手作りの小冊子の総称です。
沢田:へえ〜。どんな内容なんですか?
田中:熊本の尖った人とか、尖った企画を。例えば、「空想遊戯論」というコラムがあるんですが、新しい遊びを開発しようというふざけまくった内容で。こんな感じでやってます。
沢田:おもしろいですねー。今日はわざわざ熊本から、福岡に来ていただきました。星空美女を運営する株式会社クマベイスの田中森士さんに来ていただきました。どうも、ありがとうございました。
田中:ありがとうございました。失礼いたしました。