コンテンツマーケティング界で活躍する人物らへのインタビューをまとめた書籍「コンテンツマーケティング最前線01 オウンドメディアがCV(コンバージョン)に繋がらない理由(ワケ)」が発売となりました。

コンテンツマーケティングラボ編集長の三友直樹氏、MAのエキスパート・田所浩之氏、SEOの専門家・バカ毛氏、コンテンツマーケティングで成果を出しているユアマイスター社・高山武佐士氏の4名に対し、クマベイス代表の田中がインタビュー。

オウンドメディアでCVにつながらない理由とは?
コンテンツ制作で必要な考え方とは?

これまでは入門書が多かった、国内のコンテンツマーケティング関連書籍。本書はより踏み込んだ内容により、コンテンツマーケティングに取り組む人々のお悩みを解決します。

製本版はこちら→https://kumabase.stores.jp/items/5c0dfb7a7cd3613d88cfbf6d

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出版社:クマベイス出版
発売日: 2018/12/13
著者:田中森士 , 三友直樹 , バカ毛 , 高山武佐士 , 田所浩之

■概要
<はじめにより>
 
コンテンツマーケターは真摯な人が多い。これは筆者が初めてコンテンツマーケティングの海外カンファレンスに参加した際、強く感じたことである。

 毎年9月に米国オハイオ州クリーブランドで開かれる、世界最大のコンテンツマーケティングのカンファレンス「コンテンツマーケティングワールド」。そこで出会った各国のコンテンツマーケターらは、初めて参加してかつ英語もおぼつかない筆者に対し、分け隔てなく接してくれた。どういった仕事をしているのかに耳を傾け、惜しげもなくアドバイスをくれた。

 初めはなぜ彼らがここまで尽くしてくれるのか、全く理解できなかった。しかしながら、彼らと交流を深めていくうちに、それがなぜなのか、徐々に感じ取っていった。彼らは100%相手のことを考え、かつ与えることこそが重要であると、コンテンツマーケティングに取り組む中で理解しているのである。

 よくビジネスは「ギブ・アンド・テイクの世界」と称される。しかし、筆者が思うに、コンテンツマーケティング的な考え方をするならば、世の中「ギブ・アンド・ギブ・アンド・ギブ・アンド・テイク」であるべきなのだ。

 まずは見返りを求めることなく、ペルソナの悩みを解決するコンテンツを、出し続ける。そうするうちに信頼関係が醸成され、コンバージョンに到達する。時間はかかるが、ペルソナのことを真剣に考え、嫌味や下心が見えないオウンドメディアは、人々に求められるし、愛される。そして事業会社側も、刈り取り型の営業スタイルから脱却することができ、かつ人々の悩み解決に貢献できる。仕事へのやりがいも増すであろう。

 そう考えると、コンテンツマーケティングとは、日本に蔓延する強引なマーケティングをなくし、人々のストレスを緩和する間接作用もあるといえる。そして、正しいコンテンツマーケティングが普及することで、ストレスの少ない社会を実現できると、筆者は確信している。

 ただし、残念ながら日本におけるコンテンツマーケティングは、マーケティング視点が欠如しているものも多く、正しく実施されているケースは極めて少ないのが現状だ。
 こうした状況を鑑み、書籍「コンテンツマーケティング最前線」シリーズは生まれた。同シリーズは、国内で活躍するコンテンツマーケターへのインタビューや、海外事例などを紹介することを通し、正しいコンテンツマーケティングを伝えることを目的としている。

 シリーズ1冊目となる本書は、コンテンツマーケティングラボ編集長・三友直樹氏、SEOの専門家・バカ毛氏、コンテンツマーケティングで成果を出しているユアマイスター社・高山武佐士氏、MAのエキスパート・田所浩之氏の4名に、筆者がインタビューを実施。オウンドメディアがコンバージョンにつながらない理由や、コンテンツ制作時の注意点などについて、語っていただいた。

 本書がコンテンツマーケティングで悩みを抱えるすべての方の参考となれば幸いである。

■目次
はじめに

第1章「コンテンツマーケティング」という言葉は消滅する? ――コンテンツマーケティングラボ編集長 三友直樹 氏

第2章「SEO観点のコンテンツってあんまり好きじゃないんです」――「バカに毛が生えたブログ」バカ毛 氏

第3章「圧倒的な素人目線」がコンテンツマーケティングを成功に導く――ユアマイスター株式会社 高山武佐士 氏

第4章MAのエキスパートが語るツール導入の「落とし穴」――株式会社日本SPセンター 田所浩之 氏

第5章コンテンツマーケティングワールド2018参加レポート――株式会社クマベイス 田中森士

おわりに