中小企業やスモールビジネス、スタートアップのビジネスを支援する国際組織「アジアスモールビジネス連盟(Asia Small Business Federation=ASBF)」の日本組織が発足し、株式会社クマベイス代表の田中森士が初代代表に就任いたしました。
いずれも11月8日にフィリピン・マニラのインドネシア大使館で開かれたASBFの年次総会で正式に承認されたものです。
アジアスモールビジネス連盟は、「マーケティングの父」と称されるフィリップ・コトラー氏と多数の共著本を出版している、ヘルマワン・カルタジャヤ氏によって設立された組織で、インドネシアのジャカルタに常設事務局を置きます。
目的は、中小企業やスモールビジネス、スタートアップのビジネス支援および、アジア内のネットワークの構築。現在、日本のほかインドネシア、中国、マレーシア、フィリピン、タイ、シンガポール、ベトナム、バングラデシュなどに地域組織があり、今後もエリアを拡大していくことになっています。
ボードメンバーには南洋理工大学をはじめとする、アジアの錚々たる大学教員陣も名を連ねており、アカデミックな要素もあるユニークな組織といえます。今回マニラの会議には、アジア開発銀行(ADB)のエグゼクティブディレクターも出席し、イタリア・ミラノで開かれるADBの年次総会に、ASBFが参加することで合意しました。
民間組織だけでなく、ADBのように公益性の高い組織との連携も今後さらに進めていきます。
各種トレーニングの提供や若手起業家を対象とするアワードの主催、国際組織等の他団体との連携などがASBFの主な活動内容で、ASBF Japanとしては独自にアジア進出を希望する企業に対する情報提供も行っていく方針です。
先行き不透明な社会・経済情勢にあって、中小企業やスモールビジネス、スタートアップはマーケティングだけに取り組んでいても続きません。
ファイナンス、HR、テクノロジー、マネジメント、ESGといった分野にも長けていなければ生き残れないわけで、ASBFやASBF Japanとしてはこれらのスキルを身につけるためのメニューを今後順次発表してまいります。
来年度からは、主に経営者を対象とするASBF Japan独自のメンバーシップ制度をスタートさせます。メンバーシップ制度への参加については、各種条件・制限がございます。詳細は今年度中に改めてご案内させていただきます。
今年度中にスタートさせるセミナーや、年に一度の大型イベントの情報についても、また改めて告知させていただきます。ASBFのインドネシア組織は、同国内に多数の拠点を持ち、さまざまな国際組織・団体との協定締結・連携を進めています。
ASBF Japanとしても、今後日本を含むアジア・オセアニアの国際組織との連携や、将来的な日本国内の支部開設も見据えています。
運営協力やメンバーシップ制度、組織間の連携等々にご興味のある方は、株式会社クマベイスのお問い合わせフォームより直接ご連絡いただけたら幸いです。
(1枚目の写真は右から、ASBFのMosaddak Ahmed代表、ASBF Japan代表の田中、アジア開発銀行のMade Arya・エグゼクティブディレクター、ASBF Japanの小川卓真 副代表)