クマベイス出版3冊目となる電子書籍「小さなチームのマーケティング:世界を歩いて見つけた52のヒント」を出版しました。

弊社代表田中が、中国、インドネシア、米国など国内外を歩いて見つけた、マーケティングのヒントを詰め込んだ一冊。コンテンツマーケティングの思考法も身につきます。

「小さなチーム」の方は、ぜひお手に取っていただけましたら幸いです。

内容紹介
【はじめに より】
 はじめまして。株式会社クマベイスの田中森士(たなか・しんじ)と申します。

 クマベイス社は、コンテンツマーケティングのエージェンシー(代理店)として、日々、クライアント企業のコンサルティングやオウンドメディアの運用代行などを行なっています。クライアントは、基本的に中小企業。マーケティングの専門部署がないことも多く、担当者も数人、場合によっては1人ということもよくあります。こうした「小さなチーム」は、どうすれば結果を出せるのか。私たちが行き着いた答えが、「顧客第一主義のマーケティング」でした。

 そもそもマーケティングとは、「誰にどのように売るか」を考え、設計するものです。現代は「コンシューマー」ならぬ「プロシューマー」の時代であり、いわゆる「プロ消費者」にどうやって振り向いてもらうのか、企業のマーケティング担当者らは、日々頭を悩ませています。

 そんな中、最近国内で注目を集めるのが、顧客との信頼関係を構築する「コンテンツマーケティング」という手法です。数多くの書籍が出回っていますので、詳細は省きますが、このコンテンツマーケティングのように、顧客のことを第一に考え、信頼関係を構築することが、現代におけるマーケティングの最も重要な要素となりつつあります。そして、これはリソースの少ない「小さなチーム」と、極めて相性の良い考え方なのです。

 私田中は、年中国内外を飛び回る生活を送っています。その中で、「刈り取り型」が主流の日本のマーケティングとは一線を画した「顧客第一主義のマーケティング」が、世界の潮流であることに気づきました。また、国内であっても、特に地方においては、顧客第一主義のマーケティングが根付く土地があることも、分かりました。

 動き回って得た一次情報を、「小さなチーム」の参考となるマーケティングのヒントに昇華させる。この1年は、ひたすらこうした作業にあたっていました。今回は、私たちの知見や気づきを、みなさんと共有しようと考え、本書の発行を思いついた次第です。

 本書は、毎週水曜日に発行しているメールマガジン・週刊クマベイス「地方企業の戦い方」の人気コーナー「マーケティング&IT 最前線」を加筆・修正したものです。1年中国内外を飛び回る生活を送る私が、実際に体験したマーケティングの最新事例などを紹介した同コーナーは、マーケティングの思考法やテクニック、ヒントが詰まっています。特に、コンテンツマーケティングの海外カンファレンスで得た情報は、日本であまり紹介されておらず、大変貴重なものです。

 地方企業や中小企業内など「小さなマーケティングチーム」に関わる方々に、ぜひ本書を手にとっていただき、日々のマーケティングのヒントとしていただけましたら幸いです。

 なお、後半にはメルマガの人気コーナー「Q&A」から厳選した回を、特別付録として掲載しております。こちらも参考としていただけたら嬉しく思います。

【内容】
・「見かけの数字至上主義」はもうやめよう
・異文化理解こそマーケティングの出発点
・既存サービスの組み合わせで新しいものを生み出す
・「ポジショントーク」は信頼を失う
・「文章力」の重要性が高まっている
・顧客に使用シーンをイメージさせる
・マーケティングの成功はテクノロジー理解が必須
ほか

【著者プロフィール】
田中森士(たなか・しんじ)株式会社クマベイス代表取締役CEO。熊本市出身、熊本市在住。熊本大学大学院で消費者行動を研究した後、熊本県立水俣高校で常勤講師として勤務。退職後、産経新聞社に入社。神戸総局、松山支局、大阪本社社会部を経て退職し、「クマベイス」を創業した。コンテンツマーケティングが専門で、楽天新春カンファレンス2016はじめ、セミナーや講演の実績多数。コンテンツマーケティングラボやYahoo!ニュース個人、毎日新聞にて執筆中。個人的なミッションは、誰もが「納得」した人生を歩める世界の実現。バックバッカー時代に培ったフットワークの軽さが取り柄。